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自動車・輸送業界の用途・事例|面ファスナー〈マジックテープ®〉

自動車・輸送業界で使用される留め具は、作業性だけでなく、長期的な安定性も重要な要素です。
〈マジックテープ®〉は、面同士を抑えるだけで固定できるため、部材の取り付け作業時間の短縮が図れるだけでなく、繰り返しの着脱に耐える特長や温度変化に対する耐性から、自動車・鉄道・航空機などさまざまな用途で採用されています。

本ページでは、自動車・輸送業界において〈マジックテープ®〉が選ばれる理由をはじめ、他の固定方法との違い、具体的な採用事例や製品情報、よくあるご質問までをわかりやすくご紹介します。
生産性の向上に固定方法を検討されている方にとって、選定のヒントとなる情報をご覧ください。

自動車・輸送業界で〈マジックテープ®〉が選ばれる理由

自動車・輸送機器分野に使われる留め具では、高い安全性と耐久性に加え、効率的な生産への寄与、設計の自由度が求められています。
〈マジックテープ®〉は、作業性・耐久性・設計性・品質信頼性の4つの特長により、これらの要求に応え、さまざまな用途で採用されています。

ここでは、〈マジックテープ®〉が選ばれる理由を、具体的なポイントごとにご紹介します。
(詳しい内容は、各項目をクリックしてご確認ください。)

品質と生産性の両方が求められる自動車・輸送分野の生産現場において、部材を確実に固定しながら、取り付け作業を効率化することは重要な課題です。
さらに近年では、作業者の身体的負担をいかに軽減するかも、欠かせない要素となっています。

自動車シートの固定工法の一つに、金属リングやワイヤーを専用ガンでかしめて固定するホグ工法があります。
この工法は高い固定力を発揮する一方で、手作業が多く、作業中にガンを持ち続ける必要があるため、作業者への負担が大きい課題がありました。

こうした課題に対し、〈マジックテープ®〉を採用することで大きな改善が図れた例があります。
強い接着強力を発揮する銘柄を使用し、さらに位置合わせを容易にする工夫も施すことで、高い接着強力を発揮しつつ取り付け作業の効率化を実現しました。
さらに、面同士を合わせるだけで固定できるため専用工具は不要となり、作業者の負担を軽減にもつながりました。

このように〈マジックテープ®〉は、簡単に取り付けられる利便性と安定した固定力を兼ね備えています。
その結果、組立作業の効率化と品質の安定を両立するとともに、作業者の負担軽減を実現し、生産ライン全体のパフォーマンス向上に貢献します。

自動車は、季節や場所によって高温から氷点下まで様々な温度環境で使用されます。
また、道路状況によっては強い振動が発生することがあります。

〈マジックテープ®〉は、こうした使用環境を想定した各種試験を実施しています。
温度に対する耐久性については、想定される温度環境下に一定期間置いたあとのサンプルを評価し、性能を保持していることを確認しています。
さらに振動に対しては、事前評価に加え、必要に応じて実車での走行テストを行い、固定状態の安定性を検証しています。

一方、メンテナンスや点検時など必要に応じて取り外しができるよう設計しています。
そのため、取り外し後の再固定も容易で、作業性の向上にも貢献しています。

このように、耐久性と扱いやすさをえた固定手段として、自動車・輸送用途で幅広く使用されています。

〈マジックテープ®〉は、意匠性の向上に寄与するとともに、限られた設計条件下においても部材を固定できる特長を備えています。

部材の表面に穴を開ける必要はなく、裏側に貼り付けて固定する取り付け方法のため、取り付け部が表側から見えません。
その結果、内装デザインの完成度向上に貢献します。

また、〈マジックテープ®〉は取り付ける箇所の厚みや位置に制約がある条件でも使用できる場合があります。
部材の取り付け方法に関する検討が設計の最終段階で行われるケースでは、使用できるスペースが限られ、固定方法の選定が困難になることがあります。

このような場合でも、プラスチック成型品であり薄型で高い固定力を発揮する〈モールドマジック®〉を採用することで、取り付けスペースが限られた箇所にも対応できます。
これにより、設計上の制約がある条件下でも柔軟に使用することが可能となります。

自動車・輸送用途では、高い信頼性と安全性を備えた材料であることが不可欠です。

〈マジックテープ®〉は、安心してご使用いただける品質をご提供するため、SDS(安全データシート)を整備し、使用材料や取扱いに関する情報を明確化しています。
また、RoHS指令やREACH規則といった各種環境・化学物質規制にも対応しており、法令順守の観点からも安心して採用いただけます。

さらに、専門の担当者が窓口となり、材料情報や規制対応に関するお問い合わせに迅速に対応できる体制を構築しています。
こうした取り組みにより、自動車用途でも安心して採用いただける信頼性を提供しています。

よく使われる固定方法との比較

面ファスナー〈マジックテープ®〉は誰でも扱いやすく、自動車・輸送業界のニーズに応えられる製品です。
ここでは、他の固定方法と比較しながら、自動車・輸送用途においてどのような価値をもたらすのかをご紹介します。

取り付け方法困りごとマジックテープ®
ネジ・ボルト・ナット着脱にて手間がかかり、作業者負担が大きい場合がある面同士を押し当てるだけで簡単に着脱できる
ネジ・ボルト・ナット取付け部が表から見え、意匠性が悪くなることがある表から見えないように取り付け可能
ネジ・ボルト・ナット
樹脂クリップ
締結のために穴加工や一定の板厚、スペースが必要となり、設計の自由度が制約される場合がある貼るだけのため設計自由度が比較的に高い
両面テープ
接着剤
一度取り外すと接着力が低下して、再取り付けが困難になることがある何度も着脱を行える
十分に適している

このように〈マジックテープ®〉は直感的に使用でき、年齢や用途を問わず、誰にとっても安心してご使用いただけます。
使いやすさと信頼性を両立することで、製品全体の価値を高める部材として、ぜひご検討ください。

採用事例

面ファスナー〈マジックテープ®〉は誰でも扱いやすく、自動車・輸送業界のニーズに応えられる製品です。
ここでは、他の副資材と比較しながら、自動車・輸送用途においてどのような価値をもたらすのかをご紹介します。

 

自動車の天井材取り付け作業の効率化を実現し、意匠性とメンテナンス性を両立できる固定手段として採用されています。
 

フック材は自動車の床材である不織布にひかかるため、フロアマットのずれ防止用途に採用されています。また薄型で溶着取り付けが可能なため、取り付け部が目立たず、意匠性も優れています。

優れた着脱性から多くの鉄道車両で使われており、カバー交換や洗濯などメンテナンス作業の効率化に貢献しています。

〈マジックテープ®〉耐熱タイプは航空機の難燃基準を満たしながら、ネジ固定と比較して短時間の取り外しを可能にします。

自動車・輸送用途で使われる〈マジックテープ®〉

自動車・輸送用途では、用途や素材に合わせてさまざまな種類の〈マジックテープ®〉が使われています。
ここではその代表的な銘柄をご紹介します。

モールドマジック®                            :厚さが薄く意匠性が高いため、取付位置が目立ちにくい特長があります。
モールドマジック® 超強力タイプ:特定のフック材とループ材の組み合わせにより、強い接着強さを発揮します。
耐熱タイプ         :高温下でも接着強さを維持するタイプです。難燃性、低発煙性、耐薬品性にも優れます。
フリーマジック®     :ほこりやゴミがつきにくい製品です。また、1枚でフック・ループ両方の機能を発揮するため在庫管理の負担を軽減します。
標準タイプ                :着脱がしやすく、耐久性にも優れた汎用タイプです。対応できる用途が広く多くのアイテムに使用されています。
マジックバンド®     :対象に巻くだけで固定できる簡易結束材です。段ボールや資材の固定にご使用いただいています。

自動車・輸送用途でよくあるご質問

自動車・輸送用途において、〈マジックテープ®〉の採用を検討される際によくいただくご質問をまとめました。
用途選定やご検討時の参考として、ぜひご活用ください。
(詳しい内容は、各項目をクリックしてご確認ください。)

Q.〈マジックテープ®〉はどの程度の温度まで使用できますか?
A.本製品は自動車室内環境を想定した温度条件で使用できますが、銘柄や取付場所により接着力や耐久性が変化する場合があります。使用部位や想定温度に応じた仕様確認をおすすめします。



Q.湿気や結露のある環境でも使用できますか?
A.湿気や結露のある環境でも使用は可能です。
ただし、使用条件や取付場所、銘柄によっては接着力や耐久性に影響を及ぼす場合がありますので、想定される使用環境に応じて、事前に仕様確認を行うことをおすすめします。



Q.どのくらいの期間使えますか?
A.使用期間は、使用環境や取付場所、脱着頻度などの条件によって異なります。
自動車室内用途での使用実績など、詳しくはご相談ください。

Q.ビスやネジと比較してどれくらいの強度がありますか?
A.〈マジックテープ®〉は、ビスやネジのように恒久的な固定を目的としたものではなく、着脱可能であることが特長です。
一方で、荷重条件や使用環境に応じた適切な仕様選定により、必要な保持力を実現します。詳細はご相談ください。



Q.力のかかる方向や剥がし方によって接着強さは変わりますか?
A.〈マジックテープ®〉は、面に沿って平行に力が桒らる場合には高い接着強さを発揮します。一方、引きはがす方向には比較的弱く、容易に取り外しができる特性があります。



Q.衝撃が加わる部品に使えますか?
A.衝撃が加わる部品への使用は、条件によって可否が異なります。
〈マジックテープ®〉は衝撃を瞬時に受け止める用途を目的としたものではありませんが、自動車の内装材固定用途で実績があります。
詳細はご相談ください。



Q.重い部品を支えられますか?
A.荷重の大きさや力の方向、取付方法によって使用可否は異なります。
条件に応じた銘柄選定や面積設計により、実用的な接着強さをご提案致します。
詳細はご相談ください。

Q.使用実績を教えてください。
A.自動車用途では、天井材、電装品の配線固定、カーナビやドライブレコーダー、工具・備品、カー用品、シートカバー、フロアマットなど、幅広い実績があります。
また、鉄道分野では座面やヘッドレストカバー、航空機分野では座面パネル、輸送用途では段ボールや各種資材の固定などにも採用されています。

Q.〈マジックテープ®〉を粘着材で貼り付ける場合、表面処理は必要ですか?
A.油分やよごれ、ほこり、水分が付着している場合は接着力が低下することがあります。
〈マジックテープ®〉の接着力を十分に発揮させるため、あらかじめ脱脂や拭き取りなどの処理を行ってください。



Q.カーブのある曲面に貼れますか?
A.曲面への貼り付けは、曲率や素材、〈マジックテープ®〉の仕様によって可否が異なります。
強い曲面や凹凸のある面では、十分な接着力が得られないことがありますので、使用条件に応じてご相談ください。


Q.〈マジックテープ®〉を貼り付けた後、養生時間や注意点はありますか?
A.貼付け後は十分な加圧を行い、約24時間の養生を行うことで、より高い接着力が得られます。

Q.粘着材の種類は選べますか?
A.はい、用途に応じてアクリル系やゴム系など、粘着剤の種類をお選びいただけます。
使用環境や被着体に適した仕様をご提案いたしますので、ご相談ください。


Q.〈マジックテープ®〉の厚みが異なることによる影響はありますか?
A.はい、〈マジックテープ®〉の厚みによって接着強さや外観への影響が異なります。
用途や取り付けスペース、求める意匠性に応じて、適した厚みをご提案致します。



Q.長さや幅のカット、特定形状への打ち抜きは依頼できますか?
A.はい、対応しています。
ただし、寸法条件や形状によっては対応が難しい場合がありますので、詳細はご相談ください。